社員インタビュー
うすいコンドームの裏にある、熱い想いを知ったとき
ヘルスケア営業本部入社2年目
仕事内容
コンドームを中心に、商談、市場調査、展示会対応、販売促進案検討など幅広い業務で日本国内の営業活動を担っています。
相模ゴムに入社した決め手を教えてください。
たくさんありますが、直感に従って生きるタイプ故に「運命を感じた」の一言に尽きます。
好きなサガミオリジナルをつくる会社の創業者が女性だった。90年以上も前から、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの考えを重視し、女性と子どもを守るための手段として男性用コンドームを選び、アプローチしていた。
このことを会社説明会で初めて知ったとき、これまで昇華の仕方に悩んでいた性に関する課題解決への関心や想いをSAGAMIでなら仕事に存分に活かせると思いましたし、幼少期からジェンダーギャップと対峙するなかで、次第に「性に関するあらゆる問題で理不尽に苦しむ人をなくしたい」と考えるようになった自分が働く場所はココしかない!と、しばらく興奮が冷めませんでした。

入社前後での印象の変化を教えてください。
会社と働く人で2つあります。
会社では、 “品”を大切にしていることに驚きました。避妊具をはじめ性に関するモノ・コトは、面白おかしく扱われやすい存在です。しかし、創業への想いが”品”の尊重に繋がっているのだと、入社後さまざまな仕事や先輩方のお話しを通して理解しました。弊社のこれまでのプロジェクトは、どれも”品”と”遊び心”のバランスが絶妙なのも納得です。
働く人では、いい意味で普通の人が多いことです。コンドームを扱っているからといって、性に関する話や言葉が社内で日常的に飛び交っているわけではなく、性に対してマニアックな人とも限らない。入社前は真逆の想像をしていたのでとても意外でした。ですので、「面白そうだけど、性に詳しくないしなぁ…」と躊躇されている方に、ご安心くださいとお伝えしたいです。
やりがいや成長を感じたエピソードを教えてください。
やりがいを特に感じるのは、自社商品がお客さまのお役に立てていると実感できたときです。お客さまと対面でお会いできるイベントでは「普段から愛用しています」「この商品、便利で使っていました」と、商談では「この商品の発注が増えたのは、こういう客層の方々がこういった理由で買うようになったからなんですよ」と、リアルなお話しを教えていただけた時はやはりとても嬉しいです。今後イベント等でSAGAMIを発見された際は、是非お声をお聞かせください!
成長に繋がった出来事としては、2年目でのイベント登壇で、参加者の方々から「創業者が女性だったとは知らなかった。大切だから性教育含め発信をもっとしてほしい」とご感想を戴いたことです。創業者のエピソードひとつで、事業や発信活動に深い意義を与え、より説得力を持ってお伝えできるのは、SAGAMIならではの強みだと気づくことができました。そして、こうした活動は商品だけでなく会社全体のイメージにも直結するため、販促など色々なアイデアを考える際に「これがどのような印象を会社にもたらすのか?」とブランディングも意識するようになりました。
また、スローガンの「おもしろ会社」をどう咀嚼するか次第で仕事を楽しくもつまらなくもできると、入社して2年が経ち少しずつ分かってきた気がしています。

- 1日のスケジュール
- 出社、メールチェック
- 商談
- 市場調査
- 昼食
- 会議
- 商談記録など資料作成
- 退社
職場の雰囲気を教えてください。
優しい方が多く、穏やかであたたかい雰囲気だと思います。些細なことでもいつでも教えてくださる方ばかりですし、打ち合わせや会議では若手の発言にも先輩方は耳を傾けてくださるので、安心して質問したり意見を伝えることができています。時にはプライベートの話をしたり、相談にも気軽に乗ってくださいます。また、上司のことは役職ではなく「○○(名字)さん」と呼ぶ文化です。
お酒好きの方が多いですが、飲み会は当然ですが自由参加です。私のような飲めないタイプでも肩身が狭い思いをすることはありません。入社前は自分だけが飲めなかったら…と不安に感じていましたが、飲めない・飲まない方が想像よりもいらっしゃり、初めての飲み会で安心したことを覚えています。ほかにも部活動など、部署や拠点を跨いだ交流の機会もあります。
今後の目標を教えてください。
業務における目標としては、日々恐れずトライ&エラーを繰り返し、商品のご購入に繋がる動線づくりに特にこだわっていきたいです。当たり前ですが買ってくださる方のおかげで会社は存続できますし、それ以上に、必要だけれど買いづらい商品を買いやすい環境に整備し、一人でも多くのお客様のお役に立ちたいからです。
個人的な目標としては、SAGAMIが女性と子どもを原点とした会社であることを、社内外どちらにも浸透させたいです。これは前述の「商品を買いやすくする」ことにも繋がると考えています。「女性向けのコンドームはつくらないんですか?」というお声を、展示会やイベント等で消費者の方からよく頂戴します。もちろん選択肢を広げることは大切です。ただ、”男性向けのコンドームが男性だけに限定して作られているわけではない”ことも創業エピソードを通して知っていただけたら、また違った見方ができるかもしれません。私も入社前は「女性のために創業された会社なのに、男性向けばかりのラインナップでは?」と誤解していました。しかし今では、どの商品も「男性に使ってもらえる商品をつくることが、女性や子どもを守ることに繋がる」というサクさんの考えが土台となっており、看板商品のサガミオリジナルも男性のためだけに薄さを追求した商品ではないと解釈しています。
