社員インタビュー
新商品の開発を通じて、さらなる可能性を追求する
総合開発部入社9年目
仕事内容
新製品の開発や既存製品の改良、試験方法の開発、製造環境の管理など、多岐にわたる業務を担当しています。
相模ゴムに入社した決め手を教えてください。
大学では化学を専攻し、生物系の研究室に所属していました。特にやりたいことが決まっていなかったなかで、教授の「ゴム製品は未来永劫永久不滅」という言葉が印象に残りました。「無くならない製品ならば、改良・開発に集中できるのでは?」と考え、ゴム業界を調べました。タイヤメーカーはお堅そうな印象がありましたが、当時発売された「サガミオリジナル0.01」の薄さに感動し、「コンドームもゴム製品だ!」と気づきました。説明会の印象が良く、技術力の高いSAGAMIで開発をしてみたいと思い、入社を決意しました。

入社前後での印象の変化を教えてください。
一般的にはあまり知られていませんが、日本の法律でコンドームは医療機器に該当します。そのため、ゴム製品の知識だけでなく、医療機器の設計・開発プロセスを習得する必要があることに驚きました。ただ、その分、幅広い知識が身につき、自分のスキルアップにつながっています。
やりがいや成長を感じたエピソードを教えてください。
入社当初は、業務範囲の広さと専門知識の多さに戸惑うことも多く、他部署の方々に助けを求める場面もありました。しかし、日々の業務を通して少しずつ知識とスキルを習得していくなかで、徐々に自分が周囲をサポートする立場へと変化していくのを実感しました。かつて頼る側だった私が、今では後輩や同僚からの相談に応じ、的確なアドバイスやサポートを提供できるようになったとき、自身の成長を強く感じ、大きなやりがいへと繋がっています。
実験、顧客対応、社内外連携、打ち合わせなど様々なタスクをこなす毎日ですが、週の終わりに全てを滞りなく終えたときは非常に達成感を覚えます。新製品開発から既存製品の改良、試験方法や分析装置の開発、さらには微生物・製造環境の管理まで、幅広い業務に主体的に関われるのは少数精鋭ならではの魅力です。常に新しい技術や未経験の分野への挑戦が求められるため、専門性を深めつつ多様なスキルを磨けます。チーム一丸となって困難な課題を乗り越え、新たな成果を生み出した時の喜びは、日々の業務への大きなモチベーションになっています。これからも積極的に知識・技術を吸収し、チームに貢献していきたいです。

- 1日のスケジュール
- 出社、今週の業務確認・各種連絡
- 現製品の改良実験
- 原材料メーカーとの商談
- 打ち合わせ資料作成
- 昼食
- 現製品の改良実験
- 打ち合わせ
- 打ち合わせ後の現状確認・議事録作成
- 退社
職場の雰囲気を教えてください。
開発チームは、20代から30代前半のメンバーが中心となっており、コミュニケーションが非常に活発で活気があります。
業務を進める上では、頻繁に打ち合わせの機会が設けられ、メンバー一人ひとりが自身の意見やアイデアを積極的に出し合い、議論を重ねながらより良い成果を目指せる環境です。フラットな組織文化が根付いているため、役職や年次に関わらず、誰もが自由に発言できる雰囲気があります。
また、業務における連携もスムーズで、課題に直面した際にはチーム内だけでなく、他の部署の方々にも気軽に相談できる風通しの良さも特徴です。互いに協力しサポートし合えているので、安心して業務に取り組むことができています。
さらに、一つの業務に対して複数人で担当する体制を採っており、担当者による偏りを防ぎ、多角的な視点からの意見交換を促進しています。それぞれの専門知識や経験を共有することで、より確実性の高い成果を生み出すことを重視しています。チーム全体で問題意識を持ち、協力して業務に取り組むことで、個々の成長だけでなく、チーム全体のスキルアップにも繋がっていると感じています。
今後の目標を教えてください。
今後は、コンドームの新たな可能性を追求しながら、新商品の開発に積極的に取り組んでいきたいと考えています。
先輩方は、世界最薄レベルの「サガミオリジナル001」という、まさに業界を代表する製品を開発しました。「薄さ」と「安全性」という、両立が難しい要素を実現できたのは、長年にわたりコンドームの開発に真摯に向き合ってきた結果ではないでしょうか。
私もその姿勢を受け継ぎ、コンドームという製品の本質と向き合いながら、SAGAMIから新たなイノベーションを生み出していきたいと思っています。
これから入社される皆さんとも一緒に、挑戦を楽しみながら、より良い製品づくりに取り組んでいけたら嬉しいです。