コンドームの歴史
コンドームの歴史をご紹介します。
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紀元前年頃
初期エジプト
王朝時代動物(ヤギ、ブタ)の盲腸、膀胱が使用されていたようです。しかし、現在の避妊具や性病予防具としてではなく、熱帯病や昆虫の咬刺から陰茎を守る保護具やセックス時の小道具、身分・地位のしるしとして用いられていたようです。
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年
イタリアの解剖学者ファロピウスが性病予防の目的でリネン鞘(sheath)を使用しました。
出典:「Condom with latin manual from 1813 Lund University Historical Museum」 User:MatthiasKabel CC BY-SA 3.0 -
年
牛の腸膜を製鞘して使用されていました。
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年
イギリスの産婦人科医コントンが、魚の浮き袋を使用していたようです。
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年
江戸時代
米国のグッドイヤーや英国のバンコックがゴム技術を発達させたことで、
ゴム製コンドームの原型が出来たようです。
この頃江戸時代である日本では、性具として鼈甲や水牛の角、革製の甲型などが
使用されていました。 -
年
明治7年
避妊具、性病予防具としての本格的なコンドームが出現しました。
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年
明治42年
溶剤に溶かしたゴムを成形し、国産コンドームの第1号が出現しました。この頃はまだ遊興が目的であり、品質的には大変おそまつなものであったようです。
その後「敷島サック」等が次々と売り出されました。 -
年
昭和8年
現在のコンドームの基礎となるラテックス製コンドームが誕生しました。
この頃は主に性病予防具として用いられていました。 -
年頃
昭和25年頃
1948年に公布された優生保護法により、受胎調整運動が推進され、
避妊具としての需要が高まりました。 -
年
昭和54年
世界で初めてエイズウィルスが発見されました。
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年
昭和56年
日本人のエイズ患者第1号が報告されました。
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年
昭和61年
唯一のAIDS予防具として、コンドームの世界的需要が高まりました。
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年
平成8年
コンドームにおいても(JIS日本工業規格)とISO(国際標準化機構)とを整合させる要求が起こりました。
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年
平成10年
日本初のポリウレタン製コンドーム「サガミオリジナル」発売開始。
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年
平成14年
フランス・スイスを皮切りにポリウレタン製コンドームが世界で発売開始される。
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年
平成17年
世界初の「うすさ0.02㎜」を実現した「サガミオリジナル002」発売開始
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年
平成23年
ポリウレタン製コンドームが世界45ヶ国で販売される。
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年
平成25年
世界初の「うすさ0.01㎜」を実現した
「サガミオリジナル001」発売開始